J.S.バッハ:カンタータ第80番「我らが神は堅き砦」

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
カンタータ第80番より
1-合唱「我らが神は堅き砦」

Johann Sebastian Bach
Kantate Nr.80 BWV80
1-Chor"Ein feste Burg ist unser Gott"

《微編曲》
音律:シュニットガー中全音律/ピッチ:カンマートーン(a'=415Hz)
合唱:ありぽん様 伴奏:Triona Klee イラスト:さささ様

(MP3)(SWF)

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Ein feste Burg ist unser Gott,
Ein gute Wehr und Waffen;
Er hilft uns frei aus aller Not,
Die uns itzt hat betroffen.
Der alte böse Feind,
Mit Ernst er's jetzt meint,
Groß Macht und viel List
Sein grausam Rüstung ist,
Auf Erd ist nicht seinsgleichen.

我らの神は堅固な砦
良き防具 そして武器
神は我らを解き放つ
今襲い来るあらゆる苦難から
いにしえの邪悪な敵は
今や必死のあがきを見せ
大いなる勢力と多くの策略は
敵の恐るべき武装
地の上には敵う者なし。

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「平均律」旧版に引き続き、ありぽんさんの投稿されたアカペラ合唱に、MIDIで伴奏を付けたものです。トランペットとティンパニが勇壮な、大バッハの長男W.F.バッハによる編曲版(旧バッハ全集所載)におおよそ則りましたが、Vn1,2に合わせてオーボエを加えたり、通奏低音パートをチェロ・ファゴット・ヴィオローネの3つで微妙にパート分けしたりと、独自編曲に近い部分もあります。
歌詞は、マルティン・ルター作の有名なコラール。聖騎士さまを思わせるカッコイイ詞ですが、宗教改革記念日のテーマソングなので、ここで見据えられている「邪悪なる敵」は、 ローマ・カトリック教会の揶揄と解釈されて、三十年戦争の時などはプロテスタント軍の革命歌や軍歌のように用いられたこともあったようです。
しかし一方では、日本の讃美歌/聖歌の訳では「陰府の長」と訳されるケースもあり、つまり「死」や「悪魔」を指しているという内面的な解釈もあります。
つまり、単に「宗教改革」の歌ではなく、むしろ「信仰堅持」の歌として記念されており、今や聖公会やカトリックでさえも歌われています。
そう解釈すると、またちがった深みがあるかも知れませんね。
編成:バロック・オーボエT,U/ヴァイオリンT,U/ヴィオラ/通奏低音[チェロ/ファゴット/ヴィオローネ/ポジティフオルガン]/トランペットT,U,V/ティンパニ/合唱:初音ミク(S.A/T.B-8va), 鏡音レン(定旋律)

投稿動画:初音ミク+鏡音レン J.S.バッハ カンタータ第80番(1) 伴奏付き

Soli Deo Gloria
Kapelle Triona